総長は、私にだけ甘すぎる。
「帰るって……どこに?」

「家だ」

短い返事。

それだけ。

でも当然みたいな言い方に、思わず声が出る。

「いや、なんで一緒に帰るの?」

「放っておけない」

その一言に、言葉が止まった。
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