総長は、私にだけ甘すぎる。
「どうして……」

声がかすれる。

「どうしてそんなこと言うの?」

黒崎蓮は答えない。

ただ、掴んでいた手をゆっくり離した。

その瞬間、距離が戻る。
< 80 / 118 >

この作品をシェア

pagetop