超能力持ち令嬢ですが冷徹理屈屋公爵に「その力を貸してくれ」と言われて偽装結婚することになりました
入って来たのはテオドールだ。

「ジョンが来たので、犯人は引き渡した」

いつも通りのテオドールの言動に二人はホッとして駆け寄るが、テオドールの表情はなぜか険しくなった。

「二人が私を助けてくれたことは感謝するが、警察に任せず危険な行動をしたことは賞賛できない」
「ユーリ様は悪くありません、ここに乗り込んだのは私が言い出したことで」
「シャルロットは悪くないよ、僕も乗り気だったし」
「ユーリ、いつの間にかシャルロットを呼び捨てにーー」
「ちょ! シャルロット大丈夫!?」

テオドールが話している途中で、ユーリが大きな声を上げてシャルロットに駆け寄る。
シャルロットが青い顔をして、苦しそうに床にうずくまったのだ。

ハッとするテオドール。

「力を使いすぎたな!?」
「眠れば……治り……ます……」

言い終わらないうちに、シャルロットの意識は途切れたーー
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