太陽と狐は「」をする
***



「おやすみなさいませ、神子様」

「おやすみなさい」



 勉強やその他一日で必要なことを終わらせて時計を見れば、時間は夜9時を回っている。
 就寝として侍女もいなくなり、部屋には灯一人が残った。



「今日は……やっぱりこれよね」



 そろりそろりとベットから降りて、側にある本棚に向かう。
 いそいそと本棚の裏側にある隠された隙間から出したのは、舶来品である小説。数ヶ月前に商人から自費で買ったもので、叔母はこれを灯が所持していると言うことは知らない。
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