冷静な年下社長と契約結婚したはずなのにある夜突然オオカミになりました
第1章 契約結婚
40歳を過ぎて結婚していない女性には気を付けろとよく言われるが。
私だって、何事もなく42歳という年齢を迎えたわけではない。
秘書という仕事柄、残業がある日も多く友人との交友でさえ制限される職業。
それでも若い頃は、それ相応なりに恋愛もしていた。
だけど決まって言われるのは、この一言。
「里緒さんって、仕事が好きなんですね」
そう言って去って行った男性は、私に何を望んでいたんだろう。
「橘さん、今週の会議の資料は?」
社長の北条拓海が、椅子を回してこちらを見る。
「はい、こちらになります」
「珈琲が飲みたいな」
「只今、お持ちします」
私は急いで給湯室に行くと、社長が好きなブルーマウンテンブレンドを用意した。
私だって、何事もなく42歳という年齢を迎えたわけではない。
秘書という仕事柄、残業がある日も多く友人との交友でさえ制限される職業。
それでも若い頃は、それ相応なりに恋愛もしていた。
だけど決まって言われるのは、この一言。
「里緒さんって、仕事が好きなんですね」
そう言って去って行った男性は、私に何を望んでいたんだろう。
「橘さん、今週の会議の資料は?」
社長の北条拓海が、椅子を回してこちらを見る。
「はい、こちらになります」
「珈琲が飲みたいな」
「只今、お持ちします」
私は急いで給湯室に行くと、社長が好きなブルーマウンテンブレンドを用意した。