冷静な年下社長と契約結婚したはずなのにある夜突然オオカミになりました
その力強さが大きく感じて。

ううん。私の方こそ社長にいつも励まされている。

「ありがとうございます、社長」

私はそっと社長の背中に手を回した。

「社長って、いつも優しいですよね。私、そういう部分、いつも尊敬しています」

するとだんだん、社長の抱きしめる強さが増してきた。

「え……」

社長の腕の中に閉じ込められる。

「しゃ、社長?」

そして耳元で聞こえる社長の優しい声。

「そんなに結婚したいですか」

私は目をぱちくりさせた。

「あの、」

「聞いてるんです。そんなに結婚をしたいんですかって」

私はこの腕の中で素直になってもいいのだろうか。

「はい、結婚……したいです」
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