祝。アフディーとイリオネスの冒険
天の川
そこは、空が柔らかな桃色に染まり、足元を白い霧が静かに這う幻想的な場所でした。
周りには人影もなく、ただ近くを、滔々(とうとう)と大きな川が流れています。
アフディーは、肩の上でまどろむ『さよならを告げるカタツムリ』をそっと確かめると、足元で跳ねる『食いしん坊のうさぎ』に、いつものような無邪気な笑顔を向けました。
(……けれど、何か。何かとても大事な存在が足りない気がする)
ふとした瞬間に胸をよぎった違和感。
それが確信に変わるにつれ、アフディーの心に冷たい不安が広がっていきました。
「あれ……? イリオネス。ちょっと、どこへ行ったのじゃ? あと『私のおしゃべり鳥』っ!」
周りを見渡し、今にも泣き出しそうな「半べそ」をかきながら、彼女は訳もわからず、霧の向こうへと走り出しました。
走っても走っても変わらぬ景色に、アフディーの心は折れそうになっていました。
けれど、霧の向こうにやっと、一本の大きな『笹の木』が姿を現しました。
周りには人影もなく、ただ近くを、滔々(とうとう)と大きな川が流れています。
アフディーは、肩の上でまどろむ『さよならを告げるカタツムリ』をそっと確かめると、足元で跳ねる『食いしん坊のうさぎ』に、いつものような無邪気な笑顔を向けました。
(……けれど、何か。何かとても大事な存在が足りない気がする)
ふとした瞬間に胸をよぎった違和感。
それが確信に変わるにつれ、アフディーの心に冷たい不安が広がっていきました。
「あれ……? イリオネス。ちょっと、どこへ行ったのじゃ? あと『私のおしゃべり鳥』っ!」
周りを見渡し、今にも泣き出しそうな「半べそ」をかきながら、彼女は訳もわからず、霧の向こうへと走り出しました。
走っても走っても変わらぬ景色に、アフディーの心は折れそうになっていました。
けれど、霧の向こうにやっと、一本の大きな『笹の木』が姿を現しました。