黒魔術の使い手ですが何か?! 死に戻り王太子妃は今世ではもふもふ精霊と一緒に楽しく暮らしたい
「奥様。お見舞いに来ました」
「まぁ。でもオーロラにうつっちゃ大変よ」
「わたしは大丈夫です。ジル様が風邪をひかれたときわたしも一緒に遊んでいましたからうつらないと思います」
「そう?じゃぁ見舞ってあげてくれる?ジル、喜ぶと思うわ」
ミシェルのお母さんであるマーガレット医師に見せているため悪化はしていないようだが、ふうふうと息はあらく、真っ赤なほっぺにうるうるとした瞳でオーロラを確認するとうれしそうにぱあっと笑った。
まぁ、ジルかわいい。
心の中でそうつぶやき額に手を当てる。
今奥様はいない。今のうちだ。
「ジル、すぐによくなるから少しこのまま我慢してね」
「え?」
額に触れた指から血液の中にいるウイルスを探し抹殺していく。
ジルの身体に抗体ができて大分減っているようだが、それでもまだかなりいる。
時間はかかるがこの量ならなんとかなりそうだ。
オーロラは集中して、ウイルスを抹殺していった。
本来は人間は自分の治癒力で直した方がいい。
その方がそのウイルスに対する抗体が身体の中にできるからだ。
だが、悪化している人間に関してはウイルスを殺した方がいい。
前世でもそういう人たちの治療をずっとやってきた。
ジルはまだひどい風邪に打ち勝つほど体が回復していない。
だからオーロラの治療は有効なのだ。
よし全部いなくなったわ。
五分ほどそうしていただろうか。
オーロラは汗びっしょりになっていた。
「え?ねぇオーロラ?何をしたの?」
「楽になった?」
「うん」
ジルの頬の赤みがひいている。
額も冷たくなっていた。
「他の人には内緒よ」
「うん、治せるの?聖女様?」
「うーん。ちょっと違うの。でも病気は楽にしてあげることができる。けれど絶対言っちゃダメ。他の人には知られたらダメなの」
「そっか、わかった。じゃぁふたりの秘密だね」
そう言ってジルが笑うと奥様が入って来た。
「まぁジル。熱が下がったの?」
「うん、そうみたい。オーロラが来てくれたからうれしくって下がったのかも」
「まぁまぁ、ジルったら」
うふふと笑う奥様も嬉しそうだ。
今世に戻ってはじめて他人に使った黒魔術。
うまくいってよかった。
「まぁ。でもオーロラにうつっちゃ大変よ」
「わたしは大丈夫です。ジル様が風邪をひかれたときわたしも一緒に遊んでいましたからうつらないと思います」
「そう?じゃぁ見舞ってあげてくれる?ジル、喜ぶと思うわ」
ミシェルのお母さんであるマーガレット医師に見せているため悪化はしていないようだが、ふうふうと息はあらく、真っ赤なほっぺにうるうるとした瞳でオーロラを確認するとうれしそうにぱあっと笑った。
まぁ、ジルかわいい。
心の中でそうつぶやき額に手を当てる。
今奥様はいない。今のうちだ。
「ジル、すぐによくなるから少しこのまま我慢してね」
「え?」
額に触れた指から血液の中にいるウイルスを探し抹殺していく。
ジルの身体に抗体ができて大分減っているようだが、それでもまだかなりいる。
時間はかかるがこの量ならなんとかなりそうだ。
オーロラは集中して、ウイルスを抹殺していった。
本来は人間は自分の治癒力で直した方がいい。
その方がそのウイルスに対する抗体が身体の中にできるからだ。
だが、悪化している人間に関してはウイルスを殺した方がいい。
前世でもそういう人たちの治療をずっとやってきた。
ジルはまだひどい風邪に打ち勝つほど体が回復していない。
だからオーロラの治療は有効なのだ。
よし全部いなくなったわ。
五分ほどそうしていただろうか。
オーロラは汗びっしょりになっていた。
「え?ねぇオーロラ?何をしたの?」
「楽になった?」
「うん」
ジルの頬の赤みがひいている。
額も冷たくなっていた。
「他の人には内緒よ」
「うん、治せるの?聖女様?」
「うーん。ちょっと違うの。でも病気は楽にしてあげることができる。けれど絶対言っちゃダメ。他の人には知られたらダメなの」
「そっか、わかった。じゃぁふたりの秘密だね」
そう言ってジルが笑うと奥様が入って来た。
「まぁジル。熱が下がったの?」
「うん、そうみたい。オーロラが来てくれたからうれしくって下がったのかも」
「まぁまぁ、ジルったら」
うふふと笑う奥様も嬉しそうだ。
今世に戻ってはじめて他人に使った黒魔術。
うまくいってよかった。