黒魔術の使い手ですが何か?! 死に戻り王太子妃は今世ではもふもふ精霊と一緒に楽しく暮らしたい
◇
「お姉様。母から手紙が届きました!」
エンジェルはいつも食事の後声をかけてくる。
今日も朝食の後、後ろから声をかけてきた。
「そう。よかったわね」
「はい。お姉様のおかげで病は少しずつよくなっているそうです」
ホスピタルに入れば、病室は清潔に保たれているし他の人間との接触が立たれるから胞子肺菌に再感染することはほぼないと言っていい。だが、長年病に侵され続けていたのだから他の病気が入ってきたらまた悪化する。数年間はホスピタルで療養する必要があるだろう。
「それで、その……母からお姉様への手紙が入っていて」
「え?」
胸元からおもむろに封筒を取り出した。
「どうか読んでいただけますか?」
白いその封筒はきちんと封はされたままだ。
「わかったわ。あとで読ませてもらうわね」
「はい」
「では」
部屋に戻ろうとしたのだが……。
「あの、お姉様にお願いがありまして」
「何かしら?」
「今度、オズワルド公爵家のお茶会に招待されまして、お姉様に一緒に行っていたけないかと……」
「え?」
オズワルド公爵家と言えば、グラント王子の母親ユリア王妃の生家ではないか。
ソードノーズ王国は王家に次いで三つの公爵家が君臨しており、ひとつが当グッドフェロー家、ふたつが義母の生家であるメルシー家、そして三つめが第二王妃の生家であるオズワルド家だ。三つの公爵家は互いに均衡を保ちつつ王家を支えている。
オズワルド家がグッドフェローに接触してきているということはなにか意図があってのことだろうか?
前世の終わりにエンジェルが言っていた『グラント王子と結婚するのよ』という言葉を思い出した。もしかしたらこのころから何かつながりが?
「お父様がお姉様と一緒に参加するようにとおっしゃったのです」
「オーロラ。十日後だ。付き添いをするように。粗相があっては困る。お前がきちんと主導せよ」
驚いていたら、父が後ろから声をかけてきた。
「オズワルド家からお誘いがあったということですか?」
「お姉様。母から手紙が届きました!」
エンジェルはいつも食事の後声をかけてくる。
今日も朝食の後、後ろから声をかけてきた。
「そう。よかったわね」
「はい。お姉様のおかげで病は少しずつよくなっているそうです」
ホスピタルに入れば、病室は清潔に保たれているし他の人間との接触が立たれるから胞子肺菌に再感染することはほぼないと言っていい。だが、長年病に侵され続けていたのだから他の病気が入ってきたらまた悪化する。数年間はホスピタルで療養する必要があるだろう。
「それで、その……母からお姉様への手紙が入っていて」
「え?」
胸元からおもむろに封筒を取り出した。
「どうか読んでいただけますか?」
白いその封筒はきちんと封はされたままだ。
「わかったわ。あとで読ませてもらうわね」
「はい」
「では」
部屋に戻ろうとしたのだが……。
「あの、お姉様にお願いがありまして」
「何かしら?」
「今度、オズワルド公爵家のお茶会に招待されまして、お姉様に一緒に行っていたけないかと……」
「え?」
オズワルド公爵家と言えば、グラント王子の母親ユリア王妃の生家ではないか。
ソードノーズ王国は王家に次いで三つの公爵家が君臨しており、ひとつが当グッドフェロー家、ふたつが義母の生家であるメルシー家、そして三つめが第二王妃の生家であるオズワルド家だ。三つの公爵家は互いに均衡を保ちつつ王家を支えている。
オズワルド家がグッドフェローに接触してきているということはなにか意図があってのことだろうか?
前世の終わりにエンジェルが言っていた『グラント王子と結婚するのよ』という言葉を思い出した。もしかしたらこのころから何かつながりが?
「お父様がお姉様と一緒に参加するようにとおっしゃったのです」
「オーロラ。十日後だ。付き添いをするように。粗相があっては困る。お前がきちんと主導せよ」
驚いていたら、父が後ろから声をかけてきた。
「オズワルド家からお誘いがあったということですか?」