黒魔術の使い手ですが何か?! 〜死に戻り王太子妃は今世ではもふもふ精霊と一緒に楽しく暮らしたい
「ああ。救われた。オーロラ妃殿下が救ってくださった」
テントの中にいた患者たちが口々に言いはじめた。
なんて慈悲深いお方。
こんな下々の兵士にまで必死に治療を施してくださった。
と、テントの中にずかずかと入ってきたのはグラント王子だ。
「なんだこの状況は。黒魔術を使う女がいると聞いて来てみたんだが?」
「おっ?これは全部ノエルが治したのか?さすが大聖女だな」
そしてにやりと笑ってオーロラを見た。
「お前か。闇の魔術師は」
「グラント。口を慎め。闇の魔術師ではない。黒の魔術師だ」
ウォルターが日ごろの優しい口調では信じられないような声をあげる。
「ふんっ。どっちでも同じことだろう?人間を殺す魔術師だ。おー、怖い。皆逃げた方がいいぞ」
煽るように言ったが、兵士たちはシンと静まり返っている。
さすがにグラント王子は変だと思ったようだ。
「なんだ、お前たち。ノエル、こいつを追い出してくれ。ついでにこの闇魔術師の肩を持つ王太子もな」
「大丈夫です。追い出されなくてもわたしは出て行きますから」
オーロラはそう言うとゆっくりとテントの出入り口へと歩き出した。
「オーロラ。待ってくれ」
ウォルターが後ろから追いかけるように着いて来る。
テントを出るとどっと疲れが襲ってきた。
「オーロラ大丈夫?」
アウラが声をかけてくれる。
「いくらなんでも力を使いすぎよ。クティも。少し休んだほうがいいわ」
「そうだな。俺のテントに行こう」
「はい」
ウォルターはオーロラを連れてテントに戻ると自分の寝床に案内してくれた。
「ここで寝ていてくれ。スコットは護衛を頼む」
「はっ」
「俺はテントに戻る」
治療が終わったと言ってもまだ身体は衰弱している。彼らのケアはまだ必要だ。
それに国境の警備も怠るわけにはいかない。本当にやらなければならないことは山ほどあるのだ。
「わかりました」
オーロラはさすがに疲れていたようでクティと一緒にぐっすりと深い眠りをむさぼった。
テントの中にいた患者たちが口々に言いはじめた。
なんて慈悲深いお方。
こんな下々の兵士にまで必死に治療を施してくださった。
と、テントの中にずかずかと入ってきたのはグラント王子だ。
「なんだこの状況は。黒魔術を使う女がいると聞いて来てみたんだが?」
「おっ?これは全部ノエルが治したのか?さすが大聖女だな」
そしてにやりと笑ってオーロラを見た。
「お前か。闇の魔術師は」
「グラント。口を慎め。闇の魔術師ではない。黒の魔術師だ」
ウォルターが日ごろの優しい口調では信じられないような声をあげる。
「ふんっ。どっちでも同じことだろう?人間を殺す魔術師だ。おー、怖い。皆逃げた方がいいぞ」
煽るように言ったが、兵士たちはシンと静まり返っている。
さすがにグラント王子は変だと思ったようだ。
「なんだ、お前たち。ノエル、こいつを追い出してくれ。ついでにこの闇魔術師の肩を持つ王太子もな」
「大丈夫です。追い出されなくてもわたしは出て行きますから」
オーロラはそう言うとゆっくりとテントの出入り口へと歩き出した。
「オーロラ。待ってくれ」
ウォルターが後ろから追いかけるように着いて来る。
テントを出るとどっと疲れが襲ってきた。
「オーロラ大丈夫?」
アウラが声をかけてくれる。
「いくらなんでも力を使いすぎよ。クティも。少し休んだほうがいいわ」
「そうだな。俺のテントに行こう」
「はい」
ウォルターはオーロラを連れてテントに戻ると自分の寝床に案内してくれた。
「ここで寝ていてくれ。スコットは護衛を頼む」
「はっ」
「俺はテントに戻る」
治療が終わったと言ってもまだ身体は衰弱している。彼らのケアはまだ必要だ。
それに国境の警備も怠るわけにはいかない。本当にやらなければならないことは山ほどあるのだ。
「わかりました」
オーロラはさすがに疲れていたようでクティと一緒にぐっすりと深い眠りをむさぼった。