Marry Me?
Vol.18.幸福の確証
「……このタイミングで確認入れるのもあれだけど」と、大樹の体温を感じながらあたしは言う。「大樹が、……時々暗い顔してたのって、意図的? 深崎店長に、……本音を吐かせるため、だったの?」
「いんや」大樹は、あたしを抱いていた手を離すと、前を向き、足を広げ、その間で指を組み合わせた。――抱え込んでいた懊悩を表現するかのように。「悩んでいたのは……どのタイミングで自分の出生のことを話そうか。それから、……泰斗さんの気持ちは、やっぱ、見て見ぬふりは、出来ないよ。お節介だとは分かってはいても、……あいつ。おれと美紗がいると露骨に嫉妬しやがるからさ。いい加減てめえの気持ちを吐け、ってせっついてやりたい気持ちはあったんだよね……。
勿論その感情は。美紗を、愛しているという感情と、相反するけれども、ぼくのなかで……両立しているんだよね。うまく言えないけれど」
「いんや」大樹は、あたしを抱いていた手を離すと、前を向き、足を広げ、その間で指を組み合わせた。――抱え込んでいた懊悩を表現するかのように。「悩んでいたのは……どのタイミングで自分の出生のことを話そうか。それから、……泰斗さんの気持ちは、やっぱ、見て見ぬふりは、出来ないよ。お節介だとは分かってはいても、……あいつ。おれと美紗がいると露骨に嫉妬しやがるからさ。いい加減てめえの気持ちを吐け、ってせっついてやりたい気持ちはあったんだよね……。
勿論その感情は。美紗を、愛しているという感情と、相反するけれども、ぼくのなかで……両立しているんだよね。うまく言えないけれど」