Marry Me?
Vol.31.ともだちの正義
先に来ていたそのひとは、あたしたちの姿を認めるとふわりと微笑み、席を立ち、綺麗なお辞儀をした。「……初めまして。中村美紗さんですね。白石政彰と言います。……先ずは、おかけください」
「……初めまして。中村美紗です」
「二人ともそんな固くなんないで。……美紗。どうぞ」
「ありがとう」ナチュラルに椅子を引いてくれる大樹に礼を言うと、白石さんが目を剥いた。「おっまえ。そんなキャラだっけ? ええ格好しいにもほどがあるだろ」
「うるさいなあ。……美紗は、おれにとって、唯一無二のプリンセスなんだよ。……何飲む? 美紗」
「あ。じゃあ、ブラックの、ホットで……」
通りがかった店員さんを大樹は呼んだ。「すいませーん。ブラック、ホットで三つ。ミルクも砂糖もなしでオッケーです」
一瞬、大樹に見惚れたかに見えた店員さんが、「……かしこまりました」ハンディに打ち込み、背を向けてこちらを離れる。……やれやれ前途多難だ。どこに行ってもイケメンは目を引く。モテる。……白石さんも、銀縁眼鏡が似合いの、黒髪貴公子、……って感じだもんね。あああ。尊い……。
「……初めまして。中村美紗です」
「二人ともそんな固くなんないで。……美紗。どうぞ」
「ありがとう」ナチュラルに椅子を引いてくれる大樹に礼を言うと、白石さんが目を剥いた。「おっまえ。そんなキャラだっけ? ええ格好しいにもほどがあるだろ」
「うるさいなあ。……美紗は、おれにとって、唯一無二のプリンセスなんだよ。……何飲む? 美紗」
「あ。じゃあ、ブラックの、ホットで……」
通りがかった店員さんを大樹は呼んだ。「すいませーん。ブラック、ホットで三つ。ミルクも砂糖もなしでオッケーです」
一瞬、大樹に見惚れたかに見えた店員さんが、「……かしこまりました」ハンディに打ち込み、背を向けてこちらを離れる。……やれやれ前途多難だ。どこに行ってもイケメンは目を引く。モテる。……白石さんも、銀縁眼鏡が似合いの、黒髪貴公子、……って感じだもんね。あああ。尊い……。