メガネは恋を計れない。
ep.1
『柳井って、ほんとちょろいよなー。ま、そーゆーとこもアリっつーか』
『……ねぇ、知ってる? 1組の柳井さん、前野くんのこと狙ってるらしいよ』
『え、それほんと? でも前野くんって、加奈の好きな人だよね。趣味悪〜……』
………恋愛なんて、まっぴらごめんだ。
「ようこそ軽音部へ〜。ゆっくりしていってねー!」
音楽室の端に並べられた椅子に座り、私は周りを見渡した。
ギター、ベース、隣の部屋から響くドラム、アンプと、ピック。それから、音楽室を埋めんとするほどの人、人、人。
新一年生は各々先輩に声をかけ、楽器に触れ、積極的に仮入部に勤しんでいた。
一方私はというと、軽音の仮入に来たはいいものの、声をかけられそうな先輩がおらず、椅子に1人座って動かない。
『……ねぇ、知ってる? 1組の柳井さん、前野くんのこと狙ってるらしいよ』
『え、それほんと? でも前野くんって、加奈の好きな人だよね。趣味悪〜……』
………恋愛なんて、まっぴらごめんだ。
「ようこそ軽音部へ〜。ゆっくりしていってねー!」
音楽室の端に並べられた椅子に座り、私は周りを見渡した。
ギター、ベース、隣の部屋から響くドラム、アンプと、ピック。それから、音楽室を埋めんとするほどの人、人、人。
新一年生は各々先輩に声をかけ、楽器に触れ、積極的に仮入部に勤しんでいた。
一方私はというと、軽音の仮入に来たはいいものの、声をかけられそうな先輩がおらず、椅子に1人座って動かない。
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