恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
そして朝こっぱやく出てきたのもあって、現在9時。

駅に着く。

こないだと同じ場所…

あ!

いた!

今日はヒールじゃなくてスニーカーだから、まだ走りやすい。

でもドスドスは鳴ってるわ、これ。

どうにもならん。

「おはよー!」

けいくんが気づいてこっちを見る。

「おう。はよ」

すっと私の荷物を持つ。

「ありがとう!」

後ろの座席に置く。

相変わらずスマートやな。

「はい、乗って」

ドアを開けてくれる。

「ありがとねー」

「ん。閉めるよ」

今日もカッコいいっすねー。

眼福ってやつだわ。

「真奈ちゃん、お腹空いてない?」

運転席に乗ったけいくんが笑う。

「あはは! 今日はまだ大丈夫ー!」

「クククっ。そ?」

するとその瞬間。

チュっと頰にキスされた。

一瞬、息が止まる。

「ちょっ!」

ボッと発火する顔。

「ははは! 顔真っ赤っか」

「も、もう!けいくん!」

そんな、急に。

しかも、明るいし。

ここ、駅だよ?

……え、普通にするの?

っていうか。

セフレって、こんなのもありなん?

「何、嫌だった?」

どえええええーーーーー!

嫌なわけないやーーーーーーん!


「…別に」


なぁーにが。
エリカ様じゃねーんだからよ。


「クククっ」

少し笑って、軽く頭をポンと撫でられる。
< 101 / 275 >

この作品をシェア

pagetop