恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
そして今度はドラッグストアに寄るけいくん。

「便所紙がねぇ」

便所紙って。

「あはは!言い方よ」

でもちゃんとしてる。
一人暮らしで。

「真奈ちゃんも、いろいろいるよね? 買いな! 顔に塗るやつとか」

化粧水の事かな?

確かに、この間は急だったからけいくんのメンズ用のを借りた。

「それじゃ…、甘えちゃおうかな!」

「ん。必要なの、買いな。化粧落とすやつも。この間、なくて大変だったじゃん」

確かに。
それもなくてちょっと大変だった。

今回も、こっちでコンビニとかで買おうと思ってたから。

そして、小さめのトラベル用のを手にする。

「真奈ちゃん、普通の買いなよ」

笑い出すけいくん。

え。

……いいの?

なんか本当に。

これから先も、泊まりに来ていいよって言われてるみたい。

胸が、温かい。

……なんでだろ。

「ありがとう」

ニコっとする。

すると、同じように、返ってきた。



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