恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「ん〜! おいひぃー!」
「クハハっ」
ベンチに座って、
クレープを頬張る。
「桜も綺麗だし、ほんと最高ー!」
「だな」
隣のけいくんを見る。
長い脚を組んで、
ただ座ってるだけなのに。
…カッコいい。
堂々としてて。
あむ。
もぐもぐ。
けいくんが、
私を見る。
すっと手が伸びて来る。
口元に触れる指。
「ん」
そのまま
指先についたクリームを
舐めとった。
「……あ」
クリーム。
付いてたな、これ。
「……っ」
ボッ。
また顔面発火。
「……人、見てるよ?」
「ん?」
「ん?じゃない!」
「クハハッ」
この人、
本当に隠さない。
それが、
少し照れくさくて。
でも。
すごく、
嬉しい。