恋愛する気はなかったのに、年下の彼に甘やかされてます
「私の話し、してたの?」

「ん?」

「美容院で会ったって」

「あー」

けいくんが
ビールを飲む。

「言ってたな」

「……え」

「真奈ちゃんの事だったってのは、俺も今日知った」

「はいっす?」

「真奈ちゃんの事だったんだな」

「な、何が?」

「かわいい子って」

「……っ」

ボッ。

思わず両手で

顔を隠す。

「クハハッ、なんで隠すの」

そっと手を取られる。

「恥ずかしいじゃん!」

残ったサワーを一気飲み。

「はは。酔うぞ」

「もう酔ってんねん!」

「かーわいっ」

「ちょっ、やめてってば!」

声を潜めてけいくんに言う。

「照れちゃって」

「けいくん!」

「クハハっ、わかりやすっ」


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