腹黒ドクターの独占欲は、傷心MRを離さない
そして数ヵ月後。

教会の鐘が高らかに鳴り響く中、純白のドレスに身を包んだ私は、バージンロードをゆっくりとすすんだ。
大勢の人々の笑顔と拍手が、私を迎え入れた。

その中には美玲子さんもいた。その彼女の手を、康太くんが握りしめている。
さらに治療は良好で、今は短時間の外出も認められるようになった。

バージンロードの先で待っていた一真さんは、白いタキシードに身を包み、穏やかな微笑で私を見つめていた。
ステンドグラスを背景にして眩い光を受けた彼は、神々しいまでに特別な存在に思える。

「健やかなる時も、病める時も、喜びの日も、悲しみの日も、互いを愛し、支え合うことを誓いますか?」
『誓います』

ふたりの声は、不思議とぴたりと揃っていた。
一真さんがそっとベールを上げ、私だけに聞こえる声で囁く。

「これからもずっと、俺の隣にいてくれ」
「はい、喜んで」

キスが落ちた瞬間、拍手が会場に広がった。
永遠の愛を誓い合い、私たちは新しい人生へと歩き出した。






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