遼くんは泣き顔がお好き。
「美しい顔ってどんなん?俺にも見せてよ」
「ちょっとミヤ、勝手にスマホ触んないでよぉ〜」
満更でもなさそうな顔で見つめるミカちゃんの視線の先にいたのは我がクラスの爽やか担当、宮尾洸眞。
人懐こいタレ目をきゅっと細めて笑えば、それを見ていたミカちゃんやユアちゃんもつられたように笑う。
スマホを覗き込んだ宮尾くんは、普段は眠たそうに見えるタレ目をまん丸にして呟いた。
「何この子、超イケメンじゃん」
「ミヤも負けてないじゃん!まぁ美澄くんのがカッコいいけど…
あ、でも身長ならミヤ勝ってるよ多分」
「身長だけかよ〜っ!なんじゃそりゃ!」
おどけたように舌を出すと、それに合わせるように笑い声が上がる。
相変わらずすごい陽キャ感。
ユアちゃんも香里奈も美冬ちゃんも笑ってる。
あたしも控えめに声をあげて笑った。