遼くんは泣き顔がお好き。


「れいちゃんもれいちゃんだよ、
悪いと思ってないでしょ?何で謝んの」

「え」

「悪いと思ってないなら謝っちゃダメでしょ、
そうやって適当な反応してたらまた同じこと繰り返すよ?」


あたし、今怒られてる?

「ちょっと、黙って聞いてたら失礼じゃない?
美澄くんてそういう感じだったんだ、なんか幻滅した!」

「勝手に幻滅しててください、れいちゃん以外の人に何思われてもどうでもいいんで」

スパッと言い放った言葉にミカちゃんたちは唖然とした顔をして、次の瞬間ものすごい形相で遼くんを睨みつけた。

「アンタ、あたしらのこと舐めてんの?
調子乗ってたら痛い目見るよ?」

そう言われた瞬間、遼くんがあたしの横から消えた。
気づけば遼くんは至近距離でミカちゃんたちを見下ろしている。

「そっちこそ、自分たち以外の人のこと舐めすぎじゃない?あんまバカにしないほうがいいと思うけど」

「なっ…」

「いつか痛い目見ますよ」


周りの喧騒が全て消えて、
一瞬にして空気が凍りついた。





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