檻の外で咲く恋2
第三章 当たり前になっていく時間
 目が覚めたとき。

一瞬だけ、どこにいるのか分からなかった。

見慣れない天井。

静かな部屋。

芹羽「……あ」

思い出す。

昨日のこと。

玲央の家に、泊まったこと。

隣を見る。

羽美が、すやすやと眠っていた。

その寝顔に、
少しだけ安心する。

ゆっくりと体を起こす。

物音を立てないように、
そっと部屋を出る。

リビングに出ると。

すでに、人の気配があった。

玲央「起きたか」

玲央の声。

キッチンに立っている。

芹羽「おはようございます」

少しだけ緊張しながら言う。

玲央「おはよ」

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