檻の外で咲く恋〜玲央視点〜
第八章 離れていく温度
数日が過ぎた。
大きな変化は、ない。
表面上は。
玲央「……いってきます」
芹羽「いってらっしゃい」
それだけの会話。
声はいつも通り。
でも。
そこに乗る温度が、違う。
玲央「……」
ドアを閉めたあと。
一瞬だけ、足が止まる。
振り返らない。
振り返れない。
―――
店。
いつも通りの仕事。
いつも通りの空気。
キャスト「玲央、これどうする?」
玲央「ああ、任せとけ」
問題なく回る。
大きな変化は、ない。
表面上は。
玲央「……いってきます」
芹羽「いってらっしゃい」
それだけの会話。
声はいつも通り。
でも。
そこに乗る温度が、違う。
玲央「……」
ドアを閉めたあと。
一瞬だけ、足が止まる。
振り返らない。
振り返れない。
―――
店。
いつも通りの仕事。
いつも通りの空気。
キャスト「玲央、これどうする?」
玲央「ああ、任せとけ」
問題なく回る。