檻の外で咲く恋〜玲央視点〜
第十章 選んだ言葉
夜の空気は、少し冷たかった。
それでも。
足は止まらない。
止めたら、きっと逃げる。
玲央「……」
分かってる。
今さら遅いかもしれない。
それでも。
行かない理由にはならない。
玲央「……」
家の前に立つ。
見慣れたはずのドアが、
やけに遠く感じる。
玲央「……」
一度だけ、深く息を吸う。
逃げない。
そう決めた。
ドアを開ける。
玲央「……ただいま」
声が、少しだけ低くなる。
芹羽「……」
それでも。
足は止まらない。
止めたら、きっと逃げる。
玲央「……」
分かってる。
今さら遅いかもしれない。
それでも。
行かない理由にはならない。
玲央「……」
家の前に立つ。
見慣れたはずのドアが、
やけに遠く感じる。
玲央「……」
一度だけ、深く息を吸う。
逃げない。
そう決めた。
ドアを開ける。
玲央「……ただいま」
声が、少しだけ低くなる。
芹羽「……」