檻の外で咲く恋〜玲央視点〜
第十一章 同じ場所で、少しずつ
 朝。

カーテンの隙間から、
柔らかい光が差し込む。

玲央「……」

目を開ける。

見慣れた天井。

少しだけ、息を吐く。

玲央「……」

昨夜のことが、
頭に浮かぶ。

言葉。

沈黙。

触れた手。

玲央「……」

夢じゃない。

ちゃんと、現実だ。

玲央「……」

体を起こす。

リビングの方から、
小さな物音がする。

玲央「……」

ドアを開ける。

キッチン。

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