片思いをする彼の瞳に片思いしてしまった私。そう、この恋は実らない。
今すぐ消えてなくなりたい、というのはまさにこのことなのだろう。
あまりの醜態に足を進めずにいると、私の存在に気付いた彼に声をかけられてしまった。
「急に具合が悪くなったと嘘をついて逃げ帰ってしまったけど……」
本当なら、親友だと言って下さる王女殿下にきちんと説明して、謝罪をすべきだった。
だけどあんなことを考えていた自分があまりに恥ずかしすぎて、どうしても打ち明けられなかったのだ。
「はぁ」
私は顔を覆っていた両手をどける。
これだけ悩んで後悔しても、相変わらず私の表情筋は動こうとしない。
こんな顔で謝罪をしても、余計に迷惑かもしれないわね。
だけど、殿下からどうしても話したいことがあると言われている以上、早めに日程を決めて登城しないと。
そのためにもまず、一番面倒くさい用事を終わらせないとね。
急ぎ仕度を終わらせると、短いノックのあと侍女が入室してくる。
あまりの醜態に足を進めずにいると、私の存在に気付いた彼に声をかけられてしまった。
「急に具合が悪くなったと嘘をついて逃げ帰ってしまったけど……」
本当なら、親友だと言って下さる王女殿下にきちんと説明して、謝罪をすべきだった。
だけどあんなことを考えていた自分があまりに恥ずかしすぎて、どうしても打ち明けられなかったのだ。
「はぁ」
私は顔を覆っていた両手をどける。
これだけ悩んで後悔しても、相変わらず私の表情筋は動こうとしない。
こんな顔で謝罪をしても、余計に迷惑かもしれないわね。
だけど、殿下からどうしても話したいことがあると言われている以上、早めに日程を決めて登城しないと。
そのためにもまず、一番面倒くさい用事を終わらせないとね。
急ぎ仕度を終わらせると、短いノックのあと侍女が入室してくる。