彼らと笑い会えたとき
【一人の部屋で】

「ただいまー」
誰もいない部屋にする挨拶。

いつだっけ、昔パパが誰もいない部屋に向かって
「ただいま」
って、言っていた。

「なんで、誰もいないのにただいまって言うの?」
「んーなんでだろうな、部屋に挨拶してるんだよ。」

なぜだかわからないけど、そんな言葉をいつまでも覚えてる。
そして、私はいつも誰もいない部屋に挨拶をする。

「イヤホン…あった」また絡まってる…
なんで、こんなに音楽を聴いてるんだっけ、
狂ったように聴くのは、なんでだっけ…

音楽が好きだからじゃなかったっけ。

『こんな僕なら』「死ねばいいのに」
ベットに突っ伏してこんなことを歌う私。

こんなところ、他の人が見たらどう思うんだろう。
この私だけは隠しきんなきゃ。

塾いかなきゃ…

私は、一人の部屋での自分とは別人のように塾でも笑っていたのだった…
< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop