響け!星夜のセレナーデ
「ハリエット。泣くのはまだ早いよ」

「そうよ!バースデーケーキだってあるんだから!」

マーガレットがハリエットに抱き付く。それと同時にテーブルにロウソクの火がついたケーキが置かれた。オルハンが出した幽霊が運んでくれたのだ。

「じゃあみんなでバースデーソング歌うか!」

アントーニョがそう言い、ハリエットを椅子に座らせる。レオンハルトが杖を振り、カーテンを閉める。ロウソクの火だけが事務所を照らしていた。

バースデーソングが流れる。誰もが笑っていた。ハリエットが生まれたこの日を、レオンハルトたちは心から祝福している。

「ハッピーバースデートゥーユー!おめでとう!」

全員のバースデーソングにハリエットが笑う。そして、ロウソクの火が吹き消された。








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