「さようなら」
その内容は簡単に言ってしまえば、私の謝罪の文を問い詰めるものだった。

何に対して謝ってるの?その一言で終わらすの?

一部を抜粋すると、こんな感じ。

――俺、もしかしたら感受性が高いのかも。

ふと西山くんと映画を見に行った時に、西山くんの言葉を思い出した。

……本当に、感受性が高いのならこんなこと言ったりしないはずだけど……。

そんなことを思いながらどう返信しようか、私は悩む。そこで、私は友だちに相談することにした。

相談したいことを友だちに送れば、友だちから通話のお誘いが来て、私はそれを了承する。

私の返事にすぐに既読が付き、少ししてから友だちから通話がかかってきた。

『もしもし。どうした?』

私が通話に出ると、いつもと同じトーンで友だちは言う。

「実はね、彼氏と別れることにしたんだけど――」

私は西山くんから来た返事のことを友だちに話した後、どう返事したらいいか悩んでいることを伝えた。

友だちの有難い助言をいただき、それを参考に私は返事をする。

最初は、会話を早く終わらせるために言葉を選んでいた。

でも、もう終わり。思ったことは、感じたことは、すべて言おう。

そう思って、私はすべてを西山くんに伝えた。

送ってから数十分後に、西山くんから返信が来る。

それは、逆ギレしているとも捉えられるような内容だった。その文末には、もう無理だからブロックするねという文章がある。

だから、私は返信をすることなく西山くんとのトーク画面を閉じた。

……何だかスッキリしない終わり方になったけど、これで良かったんだ……。

「さようなら」

私の頬に、涙が伝った。
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