終わりから始まる恋を、君と
選択
軋むような全身の痛みで、雫は目を覚ました。

「……っ……」

喉から小さな声が漏れる。

目を開けると、そこに広がっていたのは、埃っぽく、

静寂に支配された薄暗い部屋だった。

空気が重く、時間が止まってしまったみたいに、何も音がしない。

雫は額を押さえながら、ゆっくりと上体を起こす。

頭がぐらりと揺れ、視界が一瞬歪んだ。

(……ここ……)

ぼんやりとする意識の中で、思考を必死に繋ぎ止めようとした、

その瞬間。

脳裏に浮かんだのは――

切なげに微笑んだ、ルカの顔だった。

「……っ」

胸が、ぎゅっと締めつけられる。

次の瞬間、堰を切ったように記憶が流れ込んできた。
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