今日も私は、

プロローグ

一目惚れだった。

「どうしたんですか?」

「指、輪を…無くしちゃった。」

「手伝います。」

ゴミを捨てに行ったら。
両親の形見である指輪を校舎裏の芝生で昼寝をしていたら無くしてしまったと泣きそうな顔で助けを求めてきた先輩がいた。

「あ!あったー!これじゃないですか?」

「え?ほんとだ!これ両親の形見なんだ。たいせつだったからとっても嬉しい!ありがとー!」

ドキッとした。とっても可愛い笑顔だったから。

「よかったですね。では私はこれで」

「ほんとにありがとう!」

ペコっと頭を下げて先輩から遠ざかった。
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