近くにいるための嘘
17話 進路
高校三年生になった。
進路希望調査票が配られる。
悩んで、第一志望に明陵大学経済学部経済学科と書く。
ーー
「藤野はなんでここにしたんだ?」
担任に聞かれて、少し戸惑う。
「まだ、何になりたいかとかは決まってなくて、」
「でも、上手く言えないんですけど、社会の仕組みとか、人の動きに興味が出てきて……経済かなって」
「藤野の今の成績だと、ちょっと厳しいぞ」
「地元の大学じゃダメなのか?」
「……やっぱり、東京に行ってみたくて」
「地元を出て、もっと広い世界を知りたいんです」
「もっと自分のことも知りたいし」
「それと、キャンパスが街中にあるのが魅力的で」
「そうか、応援はするけど、頑張らないといけないぞ」
親は私に地元の大学に進んでほしいと思っている。
地元の大学なら、今の成績でも一応合格圏内。
地元の大学にも経済学科はある。
でも……やっぱり私、東京に行きたい。
「絶対、受かります。」
宣言したからには、頑張る。
YUTAROくん、私頑張るから。
推しと同じ学科を志望していることなんて、まだ知らない。
進路希望調査票が配られる。
悩んで、第一志望に明陵大学経済学部経済学科と書く。
ーー
「藤野はなんでここにしたんだ?」
担任に聞かれて、少し戸惑う。
「まだ、何になりたいかとかは決まってなくて、」
「でも、上手く言えないんですけど、社会の仕組みとか、人の動きに興味が出てきて……経済かなって」
「藤野の今の成績だと、ちょっと厳しいぞ」
「地元の大学じゃダメなのか?」
「……やっぱり、東京に行ってみたくて」
「地元を出て、もっと広い世界を知りたいんです」
「もっと自分のことも知りたいし」
「それと、キャンパスが街中にあるのが魅力的で」
「そうか、応援はするけど、頑張らないといけないぞ」
親は私に地元の大学に進んでほしいと思っている。
地元の大学なら、今の成績でも一応合格圏内。
地元の大学にも経済学科はある。
でも……やっぱり私、東京に行きたい。
「絶対、受かります。」
宣言したからには、頑張る。
YUTAROくん、私頑張るから。
推しと同じ学科を志望していることなんて、まだ知らない。