近くにいるための嘘
41話 そんな未来
「ねえ、藤野さんって悠太郎くんと仲良いの?」
女の子二人に話し掛けられる。
……昨日、同じ教室にいた気がする。
けど、名前が分からない。
「あ、同じ経済ね。私、松田陽菜」
「私、佐々木芽依。藤野さんめっちゃ可愛いなって思って、昨日から話し掛けたくて」
可愛いから話し掛けたい?
……なにそれ、嬉しい。
でも、ピンクの髪、やっぱり派手だったかな。
「嬉しい。美桜でいいよ」
「うちらも呼び捨てでいいよ!」
「橋本さんも、莉子って呼んでいい?」
「いいよ」
また友達ができた。
……ピンクの髪が、私を変えてくれた。
「でさ、悠太郎くんと仲良いの?」
「かっこいいって思って見てたらさ、美桜と喋ってるから」
「あ、悠太郎くんって高校の頃オーディション番組出てて」
「……私、ずっと応援してたんだよね」
「推し、っていうか」
なんだか恥ずかしくてはにかんでしまう。
「え!推しと同じ大学とかやばいじゃん!」
「美桜、応援する!推しと付き合えるかもじゃん」
……推しと付き合う。
そんな未来、考えたことも無かった。
女の子二人に話し掛けられる。
……昨日、同じ教室にいた気がする。
けど、名前が分からない。
「あ、同じ経済ね。私、松田陽菜」
「私、佐々木芽依。藤野さんめっちゃ可愛いなって思って、昨日から話し掛けたくて」
可愛いから話し掛けたい?
……なにそれ、嬉しい。
でも、ピンクの髪、やっぱり派手だったかな。
「嬉しい。美桜でいいよ」
「うちらも呼び捨てでいいよ!」
「橋本さんも、莉子って呼んでいい?」
「いいよ」
また友達ができた。
……ピンクの髪が、私を変えてくれた。
「でさ、悠太郎くんと仲良いの?」
「かっこいいって思って見てたらさ、美桜と喋ってるから」
「あ、悠太郎くんって高校の頃オーディション番組出てて」
「……私、ずっと応援してたんだよね」
「推し、っていうか」
なんだか恥ずかしくてはにかんでしまう。
「え!推しと同じ大学とかやばいじゃん!」
「美桜、応援する!推しと付き合えるかもじゃん」
……推しと付き合う。
そんな未来、考えたことも無かった。