好きになった人は、みんなのアイドルで 2
78話 寂しい
新学期が始まる。
大学に、悠太郎くんはいない。
学食にも、廊下にも、どこにも。
「紬ちゃん、おつかれ」
「おつかれー!」
代わりに蓮くんと拓海くんが声を掛けてくれるようになった。
栞と4人でご飯を食べることも増えた。
「もう、まじでなんなの」
「はー?うるさ」
栞と拓海くんは気が合うみたいで、すぐに仲良くなった。
2人が言い合いしてるのを見て、私と蓮くんが笑う。
……ここに、悠太郎くんもいたらいいのに。
何をしていても悠太郎くんのことを考えてしまう。
「悠太郎いないの、寂しいでしょ」
見透かしたように蓮くんが言う。
「うん、めっちゃ寂しい。……でももう寂しいって言わない。応援してるから」
「多分、言った方がいいよ。あいつ、喜ぶから」
「え?」
「悠太郎の方がめちゃくちゃ寂しがってる。同じ気持ちだったら喜ぶよ」
「……そういうもん?」
「分かんないけど、多分そういうもん」
蓮くんと話すと、私が見てる悠太郎くんとは違う悠太郎くんが知れて面白い。
……へえ、寂しがってるんだ。
「じゃあ、寂しいって言う」
「うん、それがいいよ」
大学に、悠太郎くんはいない。
学食にも、廊下にも、どこにも。
「紬ちゃん、おつかれ」
「おつかれー!」
代わりに蓮くんと拓海くんが声を掛けてくれるようになった。
栞と4人でご飯を食べることも増えた。
「もう、まじでなんなの」
「はー?うるさ」
栞と拓海くんは気が合うみたいで、すぐに仲良くなった。
2人が言い合いしてるのを見て、私と蓮くんが笑う。
……ここに、悠太郎くんもいたらいいのに。
何をしていても悠太郎くんのことを考えてしまう。
「悠太郎いないの、寂しいでしょ」
見透かしたように蓮くんが言う。
「うん、めっちゃ寂しい。……でももう寂しいって言わない。応援してるから」
「多分、言った方がいいよ。あいつ、喜ぶから」
「え?」
「悠太郎の方がめちゃくちゃ寂しがってる。同じ気持ちだったら喜ぶよ」
「……そういうもん?」
「分かんないけど、多分そういうもん」
蓮くんと話すと、私が見てる悠太郎くんとは違う悠太郎くんが知れて面白い。
……へえ、寂しがってるんだ。
「じゃあ、寂しいって言う」
「うん、それがいいよ」