お節介な君に救われるとかさ、
そうこうしているうちに、あのカフェに着いた。入口にある踏み石を何となく避けて通る。みんなと一緒に来たときは、大はしゃぎで石だけを踏んで店まで走ってたっけ。
「いらっしゃいませ~。お二人様ですか?」
店員さんの声は、あの時と変わっていない。そのことに、訳もなくほっとする。早朝の店内は、まだあまり人がいなくて、いつもとは違う特別な空気をまとっていた。
「レモンチーズケーキクレープを二つください」
あ、日向君、私が食べたいって言ってたの覚えてくれてたんだ。店員さんがニコッとうなずいた。