経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
既読になったのに返信が無いな。と、スマホを見ながら席を立った。この流れで綾音から返信が無いのは少し違和感がある。取り敢えず行こうと、先輩にお先に失礼しますと声を掛けた。簡単な返事だけが返ってきたので受け取って司は部屋を後にする。
緊張感はあるけれど、ここははっきり言って居心地が良い。仕事の目的がはっきりしていて疑問がない。無駄なことや何故こんなことをと考えることのない仕事は、そこまで削ぎ落とさないとこなせない程大変なのだろうけれど頑張り甲斐はある。
人間関係も淡泊そうだけどストレスを感じない。良い意味でも悪い意味でも必要以上に他人に構う暇が無いのだろう。けれど育ててくれていることは感じる。自分よりもずっと上位の彼等は、聞き方を間違えなければいつも即答してくれる。それを冷たいと感じるよりも尊敬した。早く自分も慣れて一人で仕事できるようにならないと。これからも覚えることが山積みだ。
分析と経営陣のサポート業務と、大まかな仕事は理解していた。雑用も多い。最初はもののありかや作業を学ぶようにそればかりだったけれど、徐々にデータを使う仕事も増えてきた。
その最初、言われた通りの情報を集めたら意見を求められた。これだけで分かることは少ない。有り体の回答だけをしたら部長は「それは見れば分かる。こんな資料は要らないと覚えておけ」と言う。つまり報告する理由がある情報を作って持ってこい。と言われているのが分かって体が痺れた。そこまでしなければならないのかという思いよりも、好きなだけ踏み込んで良いのかと血が熱くなった。
今までずっと、分析をして完結していた。けれど仕事はそれで終わりではない。意見を述べれば裏付けの為のデータを探して分析。そこから何かを探し出してまた分析。網の目状に紐付いていくデータは、集めれば集めるほど緻密で美しい。解れや歪みを見付ければ、そこを修復する為のデータを探す。紐付けて修復方法を考える。
データで会社を細かく構築し直していく感覚に、不謹慎だけど笑みが零れた。経過観察の為のルーティンもあるけれど、それ以外に自分で探す情報が自由で楽しい。金融と違って会社の中にいる自分は、時間をかけて積み上げる数字もリアルタイムに追える。当事者の立場で物を考える面白さもある。休みもしっかり確保されて私生活も充実してる。やり甲斐とプライベートがきちんと与えられてストレスがない。職種は本当に迷ったけれど、ここに来て良かった。その分、会社に貢献できるように頑張ろう。
緊張感はあるけれど、ここははっきり言って居心地が良い。仕事の目的がはっきりしていて疑問がない。無駄なことや何故こんなことをと考えることのない仕事は、そこまで削ぎ落とさないとこなせない程大変なのだろうけれど頑張り甲斐はある。
人間関係も淡泊そうだけどストレスを感じない。良い意味でも悪い意味でも必要以上に他人に構う暇が無いのだろう。けれど育ててくれていることは感じる。自分よりもずっと上位の彼等は、聞き方を間違えなければいつも即答してくれる。それを冷たいと感じるよりも尊敬した。早く自分も慣れて一人で仕事できるようにならないと。これからも覚えることが山積みだ。
分析と経営陣のサポート業務と、大まかな仕事は理解していた。雑用も多い。最初はもののありかや作業を学ぶようにそればかりだったけれど、徐々にデータを使う仕事も増えてきた。
その最初、言われた通りの情報を集めたら意見を求められた。これだけで分かることは少ない。有り体の回答だけをしたら部長は「それは見れば分かる。こんな資料は要らないと覚えておけ」と言う。つまり報告する理由がある情報を作って持ってこい。と言われているのが分かって体が痺れた。そこまでしなければならないのかという思いよりも、好きなだけ踏み込んで良いのかと血が熱くなった。
今までずっと、分析をして完結していた。けれど仕事はそれで終わりではない。意見を述べれば裏付けの為のデータを探して分析。そこから何かを探し出してまた分析。網の目状に紐付いていくデータは、集めれば集めるほど緻密で美しい。解れや歪みを見付ければ、そこを修復する為のデータを探す。紐付けて修復方法を考える。
データで会社を細かく構築し直していく感覚に、不謹慎だけど笑みが零れた。経過観察の為のルーティンもあるけれど、それ以外に自分で探す情報が自由で楽しい。金融と違って会社の中にいる自分は、時間をかけて積み上げる数字もリアルタイムに追える。当事者の立場で物を考える面白さもある。休みもしっかり確保されて私生活も充実してる。やり甲斐とプライベートがきちんと与えられてストレスがない。職種は本当に迷ったけれど、ここに来て良かった。その分、会社に貢献できるように頑張ろう。