経済学部一の人気者が同じ学部の大人しい女の子に一目惚れした理由│Quiet Strength×Soft Strength
 じゃあ次はー。と検索していて広い個室のある漫画喫茶を見付けた。凄くお洒落で綺麗だ。へー。暫く利用してなかったけれど随分変わってるな。いや、ここが特別お洒落なのかも。…あ、そうか。仕事でも使用できるように個室が増えてるのか。ふーん。これは足も伸ばせそうだし、こっちはソファの部屋なのか。色々あるんだな。ロビーもホテルのラウンジみたい。話もできそうだしゆっくりできそう。料金もそんなに高くない。いーなー。…でも綾音はどうかなー。と、URLをメッセージで送ってみた。

「ん? え? あ」

 と、リアルタイムな声が聞こえてくる。

「……へぇー。すごーい。漫画喫茶ってこんななの?」

「喫茶店みたいなところとかもっと狭いスペースの所とか色々あるけど、ここはこういうコンセプトみたいだね…っていうか、綾ちゃん漫喫行ったこと無いの?」

「漫喫…? あ、漫画喫茶の事だよね。行ったこと無い」

「そうなんだ」

「漫画読めるのは知ってる」

「そのまんま…」

 そう突っ込んで笑ってから、テレビも映画も見れるしゲームもできる。ネットも。仕事も。カラオケがあるところもあるし、飲み物は飲み放題だし、ここはソフトクリームも食べ放題みたいです。と、説明したら綾音の「えーー。そうなんだー」と、さっきよりも食い付く声が聞こえてくる。

「行ってみる?」

「うん。行ってみたい」

 そう返事をしてきた綾音に、良いのかなー。と、また少し心配になった。これ、個室なんだけど。何か誤解してないかな。

 でも自分が誘ったんだし、レストランとかにも個室あるし、俺も行ってみたいからいっかー。と、最後は自分の欲望に任せてそこに決めた。
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