年上ヤンキーの熱が止まらない

ビクッ―


「……ごめん。次の授業、とっくに始まってて…」

小此木先輩が、私の顔色を伺いながら、申し訳なさそうに言う。

「えーっ!!」

それは、ショックだ。

今まで、サボりなんてしたことない。


ましてや……確か一限目は超厳しい鬼山先生だし…。

本名・大山優心先生。

優しい心と書いて優心(ゆうしん)と読むのに、全く優しくなく、むしろ一秒の遅刻すら大説教。


……しょうがない。

「もう間に合わないですし、今日はサボっちゃいます」


「彩が?」
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