これが運命なら




「あー、悪い。バカにしたわけじゃなくて。咲良が一人旅に行けば着いて行くだろうなと思ってな」








それは想像出来る。






「お兄ちゃんは言わないの?」






「言わねぇよ。誰だって1人になりたい時ぐらいあるだろ。連絡取れりゃあそれでいい」







昔からお兄ちゃんは離れすぎず近すぎずのいい距離を保ってる気がする。






別れる前、駐輪場でお兄ちゃんは自分の家の鍵を「いつでも来い」って言って渡してくれた。







その日の内にこの前連絡先を交換した心から連絡があって、買い物がるから付き合って欲しいとのことで休みの日に会うことになったけど。







待ち合わせ場所になってる場所がお兄ちゃんのお店だった。







「咲良、いらっしゃい!」





迎えてくれたのは作業着姿の心だった。





「え、心もここで働いてるの?」





「おう!」





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