「「前の君を取り戻したくて」」
プロローグ
「日向!準備できた?葵君来てるわよ〜」
「はーい、行ってきます。…はぁ」
「日向。おはよう、元気してた?」
「葵。元気だったよ、久しぶりだね」
「また一緒に登校できて嬉しいよ。」
「葵、また背伸びたよね。前まで男の子なのに私よりちっちゃいとか言って笑われてたのに。…ふふ」
「ちょっ、いつの話してるんだよ。まぁ笑ってくれるなら良かったよ。」
「あっ。ひまわり!もう夏なのか〜もうすぐ葵の誕生日だね。」
「日向こそ誕生日でしょ?ほんと日向って相手のことばっかだよな。自分よりも先に相手のことがでてくるなんてさ。」
「そうかな、私勝手に学校嫌になって勝手に休んで迷惑かけてばっかだよ。ほんと自分が嫌いになる」
日向は前まで名前の通り太陽のように元気で明るくて優しくてまるで俺のヒーローみたいな存在だった。日向の笑顔に、どれだけ支えられてきたかわからない。だから憎くてたまらない。日向の笑顔を奪った奴が。でも、そんなことをしたって変わらない。だから、決めたんだ。俺は日向をどんなことがあっても守ると。いつかまた前の日向を取り返すと。
「日向。同じクラスなんだからいつでも俺のとこ来て良いから。一人で抱え込むとかしれっと居なくなるとかやめてよ?」
「うん。ありがと。でも迷惑じゃない?私なんかが葵みたいなかっこよくて優しくて人気者に話しかけたら周りのみんなどう思うかな…」
「そんなのどうってことない。俺は日向と居れるなら何もいらないよ。」
「葵ってばそんなこと言わないの。でもありがと。嬉しい。今日頑張るね。」
「良かった。てか今日放課後よく遊んでたあの公園で遊ぼ。」
「うん、良いよ。楽しみにしてる。」
俺と日向が中学に入学して5ヶ月。日向が不登校になってから1ヶ月。日向が居ない生活は何かが足りなくてつまらない。俺には友達がたくさんいるし、勉強も頑張ってるし、部活だって本気でやってるし、充実しているはずなのに。何かが足りない。この1ヶ月、日向の存在がどれだけ大切だったか、再度実感した。幼い頃からずっと一緒に居た幼馴染。ずっとずっと分からなかった気持ち。それがやっと何かわかった気がする。俺は…
「葵…葵!」
日向…?日向が泣きそうな顔でこちらを見ながら、何か言っていた。次の瞬間。痛みを伴う前に俺はどこかへ飛ばされて気を失ってしまった。
「はーい、行ってきます。…はぁ」
「日向。おはよう、元気してた?」
「葵。元気だったよ、久しぶりだね」
「また一緒に登校できて嬉しいよ。」
「葵、また背伸びたよね。前まで男の子なのに私よりちっちゃいとか言って笑われてたのに。…ふふ」
「ちょっ、いつの話してるんだよ。まぁ笑ってくれるなら良かったよ。」
「あっ。ひまわり!もう夏なのか〜もうすぐ葵の誕生日だね。」
「日向こそ誕生日でしょ?ほんと日向って相手のことばっかだよな。自分よりも先に相手のことがでてくるなんてさ。」
「そうかな、私勝手に学校嫌になって勝手に休んで迷惑かけてばっかだよ。ほんと自分が嫌いになる」
日向は前まで名前の通り太陽のように元気で明るくて優しくてまるで俺のヒーローみたいな存在だった。日向の笑顔に、どれだけ支えられてきたかわからない。だから憎くてたまらない。日向の笑顔を奪った奴が。でも、そんなことをしたって変わらない。だから、決めたんだ。俺は日向をどんなことがあっても守ると。いつかまた前の日向を取り返すと。
「日向。同じクラスなんだからいつでも俺のとこ来て良いから。一人で抱え込むとかしれっと居なくなるとかやめてよ?」
「うん。ありがと。でも迷惑じゃない?私なんかが葵みたいなかっこよくて優しくて人気者に話しかけたら周りのみんなどう思うかな…」
「そんなのどうってことない。俺は日向と居れるなら何もいらないよ。」
「葵ってばそんなこと言わないの。でもありがと。嬉しい。今日頑張るね。」
「良かった。てか今日放課後よく遊んでたあの公園で遊ぼ。」
「うん、良いよ。楽しみにしてる。」
俺と日向が中学に入学して5ヶ月。日向が不登校になってから1ヶ月。日向が居ない生活は何かが足りなくてつまらない。俺には友達がたくさんいるし、勉強も頑張ってるし、部活だって本気でやってるし、充実しているはずなのに。何かが足りない。この1ヶ月、日向の存在がどれだけ大切だったか、再度実感した。幼い頃からずっと一緒に居た幼馴染。ずっとずっと分からなかった気持ち。それがやっと何かわかった気がする。俺は…
「葵…葵!」
日向…?日向が泣きそうな顔でこちらを見ながら、何か言っていた。次の瞬間。痛みを伴う前に俺はどこかへ飛ばされて気を失ってしまった。

