同じ家なのに君は遠い
「……まだ起きてたの」

低い声。

その声だけで少し心臓が跳ねるの、もう悔しい。

「課題終わんなくて……」

「ふーん」

遥斗はそう言いながら、当然みたいに天音の隣へ座った。

近い。

いや、本当に近い。

前は絶対こんな距離で座らなかったのに。
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