同じ家なのに君は遠い
すると女子が遥斗の腕を軽く叩いて笑った。

その距離の近さに、天音の足が止まる。

胸が苦しい。

変な感じ。

モヤモヤして、落ち着かない。

(……やだ)

自分でもびっくりするくらい、嫌だった。

そのとき。

遥斗がふと顔を上げる。

目が合った。

天音は反射的に視線を逸らしてしまう。
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