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 先ほどの騒ぎを考えれば、ここで二人目のご令嬢を断ってしまうなんて……エドワードは出来なくはないけれど、とってもしづらいかも……。

 だって、レヴィンは何をしても許されると言っても過言ではない王族だけれど、エドワードは公爵令息とは言え貴族……ここでまさかの二回目の断りを入れるなんて。

 意を決したソフィア様が口を開くその前に、エドワードが言葉を発した。

「……いい加減にしてください。巻き込まれて、迷惑です」

 ……え?

 ソフィア様の動向を見守るために会場中静まりかえっていて、エドワードの声は空間を抜けて響いていた。

 どういう事かしら? ……ソフィア様が何かトラブルに巻き込まれていて、それに巻き込まれたくないということ?

 エドワードの謎の言葉はソフィア様に向けてのものではないと理解出来たのは、数秒後のことだ。

「……ソフィア」

 レヴィンに良く似た王太子殿下は立ち上がり、彼女の前へ進み出た。

「私が悪かった……許して欲しい」

 許しを乞うように彼はソフィア様へと手を差し出し、ソフィア様は涙目になった。

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