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32 縁談

 私たちフォーセット男爵家兄妹は、朝食を食べ終わり、共にお茶を飲んでいた。

「良いか。リゼル。我が妹ながらこれまで甘やかして育ててしまったが、本来なら公爵家にお嫁に行くなど望めるような身分でもない。これからは礼儀作法などに身を入れてこなさないと、夫になるエドワードだけではなく、お前が恥をかくことになるんだ」

 これは実は私が再三、兄スチュワートに言われ続けて来た言葉だ。

 以前だったら『お兄様には、関係ないのに』と面白くない気持ちになり終わってしまっていたけれど、今の私は違う。

 彼の言い分は全く以て、その通りだと思うし、なんなら一から礼儀作法を習ったり社交に詳しい人を教師に迎えて貰いたいと考えるくらいだった。

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