令嬢ランキング、一位になってみせます!
 そして、ある昼下がり、図書室で本を読んでいる時にエドワードがやって来た。

「……リゼル。今日は天気良くてちょうど良いね」

 明るい日差しの元で見るエドワードは、やはり整っている容貌に光彩がはっきり見える黒い瞳。魅力的な容姿を持っていた。

「ねえ。エドワード……私、聞きたいことがあるの」

 いつものように挨拶をしようとしていたエドワードの話を遮り、改まって話し出した私に驚いているようだった。

「……え? うん。何だろう……?」

「あのね。エドワード。私……エドワードと結婚することになれば、伴侶として認められ神に許される必要があるって言っていたでしょう? 難しい試練だとは思うんだけど、出来れば早くしてくれないかしら? 先延ばしにされると、あまり良くないと思うの」

 それに、一度失敗したなら、もう一度挑戦したら良いと思っていた。『令嬢ランキング』でも、三年間出続けるご令嬢も居て、それはそれで周囲に良く思われるようなのだ。

 神妙に切り出した言葉を聞き、エドワードは言葉をなくしたようになり、確認するように聞いてきた。

「あの……試練を受けたい、ということ? リゼル」

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