初恋は身近なところから 〜モテ男子の一途な溺愛〜
彼との出会い
No.1 文化祭実行委員
朝、いつものように教室へ入る。
ドアを開けた瞬間から、刺さるように感じる視線。
ため息をつきそうになったけど、堪えて自分の席に座り支度を始めた。
「見て、音乃さん来たよ」
「ほんとだ、今日も怖そうだね……」
「笑ったりしてるとこ見たことないし……話しかけても無視されそう」
「美少女なのにもったいないよね」
周りからひそひそと聞こえる声。
はぁ……やっぱり怖がられてるよねっ……。
私は、周りの人からは容姿が怖く見えるようで、良く無い噂があることも知っている。
私も女子中学生だし、お友達が欲しいとずっと思っているけど、無理そうかな……あはは……。
2週間ほど前にクラス替えがあり、2年生になった。
もちろんお友達とカフェに行ったりしてみたいけど、この様子じゃ永遠にダメそうだ。
私は自分の見た目が好きじゃない。
生まれつきのウェーブした金髪に、淡い水色の瞳。
どうしても目立ってしまう容姿のせいで、いつも怖がられてしまう。
私もお友達欲しいな……。
恋にも憧れがあるけど、こんな私に話しかけてくれる人もいない。