初恋は身近なところに 〜モテ男子の一途な溺愛〜
朝のHR。


担任の佐藤先生が、教室を見渡しながら言った。


「約一ヶ月後に、文化祭があるんだ。各クラスから実行委員を男女一人ずつ選出することになっている。今日から早速活動があるんだが、やってくれる奴はいるか?」


シーン……――――。


文化祭……楽しそうっ……!

みんなやりたがるんじゃないかな、と思ったけど、誰一人手を挙げる様子はない。


あ、あれ……やりたくないのかな……?


「おいおい、誰か立候補してくれないとこのクラスは参加できないぞ〜!」

佐藤先生のセリフに、ブーイングが上がる。


「それは無しだろ〜!」

「誰か立候補しろよ〜!」



わ、悪い雰囲気になってる……。

ど、どうしよう……私、習い事なんてピアノくらいだし、毎日忙しいわけでもない。

……よ、よしっ。


「わ、私、やりますっ……!」

思い切って手を挙げると、クラス中の視線が集まった。

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