響け!祝福のミュージカル
「このジジイ!!今日という今日は許さねぇ!!ぶっ殺してやる!!」

「弱い犬ほどよく吠えるものだよ、トーニョ。君のプライドごとへし折ってあげるね」

二人は睨み合う。緊迫した空気が漂った。レオンハルトが杖を出すよりも早く、ハリエットとカナタが止めに入る。

「二人とも、落ち着いてください!」

「朝から喧嘩はやめましょう!僕、今からお茶を淹れますから!」

アントーニョとオルハンは二人を見て、どこか気まずそうに能力を解いた。探偵事務所が半壊する未来はこれで防がれた。レオンハルトはハリエットとカナタにお礼を言う。

「二人とも、ありがとう」

ハリエットは安堵したように息を吐き、カナタは嬉しそうに笑った。その時、探偵事務所のドアがゆっくりと開く。レオンハルトたちがドアの方に目を向けると、紺色のドレスを着た若い女性が緊張した様子で立っている。

「あ、あの!相談したいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
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