響け!祝福のミュージカル
アントーニョとオルハンが睨み合う。また喧嘩が始まったか、とレオンハルトは杖を取り出した。その時である。

「遅れてごめんなさ〜い!」

その声と共にドアが開いた。インフルエンサー兼探偵のマーガレット・アンバーである。彼女は肩を大きく上下させて息をし、手櫛で髪を治していた。カナタとハリエットが駆け寄る。

「マーガレットさん。大丈夫ですか?」

「僕、お水を持ってきますね」

マーガレットは今日の午前中は、インフルエンサーとしての仕事の打ち合わせがあったのだ。数分後、マーガレットは落ち着いてから嬉しそうに話す。

「コラボ商品、いい感じに作ってもらえそうなんだ〜。今から店頭に並ぶのがすっごく楽しみ!」

「どんなコラボ商品なんだい?」

オルハンの問いに対し、マーガレットがバッグの中から紙を取り出す。企画書のようだ。

「化粧品よ!こんな感じのを作る予定!」

企画書に載せられたイメージ画像には、可愛らしいパッケージのリップやアイシャドウなどが載っている。ハリエットの瞳が輝いていた。

「とっても綺麗です……!」

「うふふ。発売したら、ハリエットにプレゼントするわ!」
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