ヴァンパイア王子
王子の秘密
「みんな、おはよ。」


「菜月様!!おはようございます!!」

「菜月様!!お荷物お持ちします!!」


朝、学校に行くといつもこう。。。

あたしそんなにすごいのかな・・・。


「そんなことしなくていいよ??」


歩きながらもニッコリ微笑むと周りは・・・


「はぁ・・・なんと美しい・・・」

「女神だ・・・」


「・・・・・・(困)」


あぁ・・・普通にしてるだけなんだけどなぁ・・・

なんでこんなことに。。。。


「菜月!おはよ!!」

そんな中、あたしに突っ込んできた女の子が1人。

あたしの親友、月原 紫苑〈ツキハラ シオン〉だ。
紫苑はかなりの美少女。
ウェーブのかかった綺麗な金髪、
そしてとても澄んだブルーの瞳をしている。


「あ、紫苑。おはよぉ」


「きゃあ!!紫苑様よぉ!!
今日もお綺麗ですわぁ!!」

「なんと絵になる2人なのでしょう!!!」


「「・・・・」」


あたし達は顔を見合わせ、
「お互い大変だね・・・」とつぶやいた。


「「「「きゃーーーーーーーーーー!!!!」」」」


すると校門の方からもすごい悲鳴が聞こえた。


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