貴腐人の憂鬱――鬼上司と犬系後輩に、秘密を握られました――
怖いだけの人だと思っていた。
冷たくて、隙がなくて、仕事で詰められると息が止まりそうになる人。

でも、猫に塩分を気にする。
甘いケーキを食べる。
熱いコーヒーを警戒する。

隙がある。

そしてその隙を知ってしまったことが、少しだけ秘密みたいだった。
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